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今年の晩夏は台風が少ない気がするなあって思ってると、今18号が沖縄の辺りを旋回してるようで、なんならもう19号とかもその辺をうろちょろしてるみたいです。



台風18号は「タリム」と言うそうです。19号が「トクスリ」。タリムはフィリピン語で「鋭い刃」って意味で、トクスリは韓国語で「鷲」。



台風の名前について調べてみると、台風が発生して(ん〜なんて名前がいいかな〜。)って各国の代表者が集まって悩むわけではなくて(え〜18号でかいらしいからワイルドな名前がよくね?)とか(その名前ちょっとキラキラじゃね?)とか言い合ってたらおもろいんですが、実は予め140の名前が用意されているらしく、台風が発生した順番に名付けられるそうです。



年間の平均発生数が25とかその辺で、なのでおおよそ5年6年くらいで一巡し、また元に戻って順繰りするのだそう。



ここでちょっと余談です。(いつも余談メインなので、「余談です。」とか今更感甚だしいですが)



自分に子供が生まれたらこんな名前がいいなあとかってたぶん、多くの人が考えたことがあると思うのですが、「宇宙兄弟」という大好きな漫画があってですね、その登場人物に”伊東せりか”って名前の宇宙飛行士が出てきます。

”せりか”という名前の由来や意味についてを、彼女が小学生のときに作文に書くっていうようなエピソードがあって、その意味をお父さんに尋ねると「ん〜意味は特にないな〜。」って返すんです。

周りの友達は声高にえっへんてな感じで発表するんですが、せりかはそれが出来ませんでした。特に意味がないって言われちゃったから。

「意味がない名前なんて嫌い!もうそんな名前で呼ばないで!」って、怒るのも無理ないなあってとこなのですが、そんなせりかにお父さんがこう言うんです。


「生まれたてのせりかを見てなんとなく出てきたんだよ...せりかって。せりかって...。呼びたくなったんだ、そう呼びたかったから、せりかにした。」



意味は見当たらないけど、呼びたくなったって理由はすごく素敵な響きだなあと思って、いいな!ぼくもそうしよ!って思ったりしたわけです。


予め準備した名前にその子が付けられるんじゃなくて、その子が名前になっていくっていうような感覚。



漫画にガンガン感化されるスタイル。



本日の余談でした。


台風の話題に戻します。


(台風の話題も余談だろ!って今言ったのだれ!)




各国が持ち寄った名前の一覧を見るとおもしろく、「神話」からとか、「花」とか「動物」「虫」「魚」など結構統一感の見られない名前が多く、その点日本は一貫しててすべて「星座」の名前から。


「テンビン」「ウサギ」「カジキ」「カンムリ」「クジラ」「コグマ」「コンパス」「トカゲ」「ハト」など。




星座からきてると知ると(お!気が利いてるな!)って一瞬思ったけど、や、でも災害だし、それによって苦しい思いをしている人が毎号いると思ったら、そんな呑気なこと言ってられないなとも思います。固有名詞で呼ぶことにどんな意味や理由があるんでしょう。単純に数字でいいのに。



アメリカのハリケーンなんて女性の名前ですから。気象庁者の奥さんの名前から、とか恋人の名前から、とか。えーーーーってなります。(ぼくが堅いのかなー)



わかんないけど、もっと深い深ぁーーーーーい理由があるのかもしれないです。じゃないと自分の愛した人の名前が誰かを苦しめるなんてわけわかんないけどなあ。






いろんな文化がありますね。多様性ってやつかな。



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今日の三宅商店は昨日や一昨日にも増して忙しく、客席はたくさんのお客さんで賑わいました。



晩夏と初秋のちょうど間の真ん中あたりのふわふわした季節。


ケーキを食べたいっちゃ食べたいけど、喉の辺りがかき氷を求めていたり、桃の季節が終わることへの焦燥感が後押ししてやけくそ気味にパフェもいっちゃおう!ってなったりだとか。カレーはカレーでおなかいっぱいになるしなあ。。と、それこそ多様性に満ちた、この時期ならではの光景が各テーブルで勃発します。



そんな中。


先日6人グループのお客様が来られて、そのうちの2人は外国の方でした。ベジタリアンとのことでカレーはお肉を使っているか?とのこと。



三宅商店のカレーはポークカレーで、冬はビーフです。コンソメも使ってます。ベジタリアンの観点においては、ラクトやオボ、ペスコなどの方には肉を避けてお出しはもちろん出来ますが、ビーガンではありません。



なのでその旨をお伝えすると、4人の方だけミヤケで食べて、2人の外国の方は「他の店を探すよ。」と出て行かれました。


単純にこの事柄だけをピックアップすればただただ残念で無念で非力だなあと思うのですが、自分だけが関わってる飲食店ではない以上は、出来る事と出来ない事はどうしても起こりうる、避けては通れない道でもあり、そんなときは本当に無念だなあと思い知らされます。



だけどその中でも、その中でも、たったちょっとだけの事だけでも、非力でも無念でもクソでもなんかしてあげれることがあるはずだって事は絶対忘れちゃいけないことで、そんなときはもうだんだんソワソワソワソワしてきます。や、もうソワソワというかイライラにも似たモヤモヤです。(あ、それをソワソワというのか。あ、どっちでもえっか!)



結局そのあと、出てった2人を追いかけて他のお店に連れて行きました。



いつか紹介したカフェゲバさんのカレーは肉類は一切使っていなくて、かつバリうまなので「ヘイ!こっちやで!」と、なぜかちょっとドヤ感込みでフンフン言いながら連れて行きました。



ゲバの店長さんにベジタリアンのお客さんなんですってお伝えし、あ、わかりました〜てな具合いで一丁あがりです。(うまい店来れてよかったな!)と2人の肩をポンポンと心の中で叩いて店に戻りました。




店に戻りしばらくするとミヤケで過ごされた4人のお客さんはお帰りになり、また少しするとゲバさんに案内した2人が戻ってきました。「アレ?マイフレンドは?」と尋ねてこられたので「え?もういないよ?」って答えると「あ...そなの?」みたいな顔で、トボトボ歩いて行かれました。


(ほんとに友達だったのかな。)


なんて思いつつ、彼らの肩をもう一度心でポンポンと叩いて、見送りました。





そのあとぼくもお昼休憩にゲバさんへ行き、カレーをいただきました。

相変わらずの安定感で、トッピングが日によって違ったりするのですがそのときのものはマッシュルームをチンしたやつにオリーブオイル(このオリーブオイルが5000円くらいするアウボカーサというもので、ジュースみたいに飲めるくらいの爽やかさと豊かな風味を持ってて美味なのです)それとあとかぼちゃの炊いたんにスパイスをまぶしたやつが載ってました。ミヤケのカレーとおんなじくらいオススメのカレーです。






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すべての多様性を一手に引き受け入れることは決して容易なことではありません。


オフレコだし、三宅商店のオフィシャルの発言ではなく、まるっきり完全にパーフェクトに一個人の意見ですが、マジョリティにしか対応しない店はなんとも残念だなあと思います(だいぶオブラートに言えた)



アレルギーをお持ちの方、ベジタリアンの方、オーガニックや有機に対して意識を向けておられる方、宗教上の理由で食べられないものがある方、日本ではどれもマイノリティに属してると思います。


それがいいわるいという話じゃなく、分断しようって事でもクソほどなく、誤解や語弊を恐れず理想を言えば、マイノリティ、マジョリティとかなく、すべての多様性が一卓でそれぞれの食事を楽しめる景色が素敵だなあと思います。



すべての多様性を一手に引き受け入れることは決して容易なことではないけれど、だけどそれを目指そうとするかしないかではたぶん見ることの出来る笑顔の数は、天と地ほど違うんじゃないだろうかと、思わずにいられません。



それを三宅商店でどこまで追求できるかっていう事こそが、ぼくがここで勤めることの、ぼくにとってのアイデンティティです。



出来る出来ないじゃなく、やろうとするかしないか。



フジツカシンスケ

Posted by: 町家喫茶 三宅商店 | - | 23:59 | comments(0) | -
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